酒造工程でたどる酒蔵館
・酒蔵工程

・0. 秋洗い


蔵人の歌う秋洗い唄が流れるようになると、いよいよ酒造りのはじまりです。全員の蔵人がそろう前に酒造道具の洗浄と点検をします。酒造りに優るとも劣らない重要な作業です。
■精米(館内には「精米」の展示はありません)
精米は酒造りに不必要なタンパク質や脂肪を削る作業です。酒造りでは普通30%くらい精白します。大吟醸酒になると50%以上精白します。(ちなみに飯米は10%精白しています)
・1. 洗米/浸漬
・2. 蒸し
・3. 放冷
・4. 麹つくり
・5. もとつくり(酒母)
・6. もろみつくり


出来た酒母の中に宮水、蒸米、麹を3回に分けて仕込みます。これを三段仕込みといいます。一日目の仕込みは「初添」、二日目は仕込み休み「踊り」、三日目は「仲添」、そして四日目が「留添」と続きます。「留添」の後、17〜20日でもろみつくりが終わります。(圧搾する何日か前に、もち米を仕込むことを当社では四段仕込みといいます)
■もろみ泡の経過
留添が終わって、
筋泡→かに泡→水泡→岩泡→高泡(本泡)→落泡(引泡)→玉泡→地
・7. 圧搾


酒袋の中に醪(もろみ)を入れ、槽(ふね)の中に酒袋を並べて重しをかけ、酒と酒粕に分けます。酒袋には酒粕が残り、下の垂れ壺に新酒が垂れます。現在は機械化されていますが、昔は酒袋の中にもろみを入れ重しをかけて搾るという大変な作業でした。
・8. おり引き/火入れ/貯蔵


搾った後の酒には少しにごりがあるので、これを取り除くことを滓(おり)引きといいます。滓引きを終えた原酒を殺菌のために62〜65℃の温度で加熱します。これを火入れといいます。日本の火入れ作業は16世紀頃から行われていました。文献での初見は1568年で『多聞院日記』の中に記載されています。出来上がった新酒は、秋までの半年間ゆっくりと眠りにつきます。この間に酒は熟成し、味が一段と良くなる灘酒特有の「秋晴れ・秋映え」のする酒になります。
・9. 樽詰・出荷













