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白鹿からのお知らせ

第64次南極地域観測隊に日本酒を寄贈いたしました

2022.10.18

この度、弊社は、社会貢献活動の一環として南極地域観測事業に協力し、第64次南極地域観測隊に日本酒「上撰 白鹿 アルミカン 180ml詰」を寄贈いたしました。


写真提供:国立極地研究所

寄贈については国立極地研究所「南極観測」寄贈ページでもご紹介いただいております。
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/donation/

寄贈した日本酒は南極観測船「しらせ」に積み込まれ、11月11日(金)に隊員の皆様とともに日本を出発、南極・昭和基地を目指します。

今回の寄贈は、初代南極観測船「宗谷」が、かつて存在した辰馬本家の海運事業会社が所有していた貨物船「地領丸」であったご縁から、南極地域観測隊の活動への貢献を目的に行われたものです。
微力ではありますが、弊社のお酒が64次隊の皆様の観測活動の支えになれば幸いです。

辰馬本家酒造は、南極地域観測隊を応援しております。

<「宗谷」について>
「宗谷」は、1938年にソ連の発注により耐氷型貨物船として川南工業が建造。国際情勢の緊迫化でソ連への引き渡しが破棄されたため、川南工業が辰馬汽船(辰馬本家酒造が設立した海運会社)に運航を依頼しました。そして、川南工業と辰馬汽船の共同出資で設立された辰南商船の貨物船「地領丸」として1939年に運航を開始したのが始まりです。のちに海軍に買い上げられ艦艇となり、「宗谷」に改名。終戦後は引揚船や灯台補給船として役目を果たしました。
南極観測船としては、第1次観測の1956年11月から6次にわたり、1962年4月まで活躍。その後、海上保安庁の巡視船となって1978年に退役し、現在は、「船の科学館」(東京都品川区)前に係留され、保存展示されています。

参考文献: 田村茂編著 (2012) 『海、船、そして海運 ―わが国の海運とともに歩んだ山縣記念財団の70年―』 一般財団法人 山縣記念財団